神奈川県内で特待生枠を持つ主要中学校の入試に向けた最新偏差値状況をランキング形式で見てみましょう。
ノビママの偏差値ランキングは、各中学校の偏差値をノビママ編集部で独自に調査し作成したランキングです。
なお、偏差値は模試の結果で入試の難易度を予想するものであり、教育内容の優劣や社会的な位置づけを表すものではございません。
特待生制度と奨学金制度の3つの違い
奨学金も特待生制度も、成績優秀者に対して学校費用を補助する制度です。
特待生は入学金や授業料を免除されます。
奨学生は、特待生のような学費の免除、または入学金や授業料相当の費用を補助(貸与・給付)することもあります
学校によって補助の度合いは異なります。
奨学金制度と特待生制度には以下のような違いがあります。
- 支給される理由が異なる
- 財源が異なる
- 返却の要不要が異なる
それぞれを説明します。
支給される理由が異なる
特待生は、ほとんどが成績優秀者であることを理由に授業料や入学金が免除されます。
合格者の上位数%が、ほぼ自動的に特待生になる私立中学も多くあります。
偏差値の高い人気私立中学校が優秀な生徒を引き付けるために制度を設けている場合が少なくありません。
神奈川県内でも、浅野中学校や山手学院中学校といった高偏差値中学で特待生制度を設けています。
神奈川県内の人気中学校偏差値ランキングはこちらをご覧ください。
一方、奨学金の場合は、以下のような理由で学費の支払いが困難な場合に適用される場合が多いようです。
- 主な学費負担者である父親が死亡した、または長期で入院している
- 自然災害に被災した
上記のような場合に、学校側が独自な仕組みを作って学生を助けるのが奨学金制度です。
ただし、特待生ほどではないとしても一定以上の高い成績も求められます。
最近は、特待生制度と奨学生制度の境目は明確ではありません。
コロナ禍以降、家計の担い手が失業したり亡くなったりした生徒のために多くの私立中学が「特待制度」を導入する動きが広がっています。
財源が異なる
特待生や奨学金は財源、つまりお金の出し元が異なるケースが多いです。
特待生制度は、基本的に中学校が主体として設定しています。
つまり、お金は私立中学校の予算で負担されています。
一方、奨学金制度は学校外の組織が財源である場合が多いです。
もちろん、特待生制度と同じように学校が負担していることもあります。
しかし、多くの奨学金制度は、その学校や地域にゆかりのある人物の財団や団体が財源です。
例えば、その私立中学校の創始者一族が財団を設立して奨学金を負担している、といったケースが多いです。
と言っても、受け取る側にとっては名前やお金の出し元の違いはあまり問題ないでしょう。
返却の要不要が異なる
特待生制度は、学費などが免除もしくは減額される仕組みです。
それに対して奨学金は貸与型の場合もあります。
無利子・低利子のローンでお金を借りて、卒業後に分割してお金を返していく仕組みです。
ただし、奨学金にも給付型があるので、その場合はお金を返す必要はありません。
神奈川県で特待生制度を持つ中学入試偏差値ランキング1~10位
各行をクリックすると、各学校の詳細情報ページにジャンプします。