神奈川県内の主要女子中学校の入試に向けた最新偏差値状況をランキング形式で見てみましょう。
ノビママの偏差値ランキングは、各中学校の偏差値をノビママ編集部で独自に調査し作成したランキングです。
なお、偏差値は模試の結果で入試の難易度を予想するものであり、教育内容の優劣や社会的な位置づけを表すものではございません。
神奈川の女子御三家比較
神奈川県が発表している神奈川県私立学校名簿をもとに集計すると、神奈川県内に私立女子中は20校あります。
これは、県内私立中学のおよそ34%の割合です。
私立中学の約4割が女子中学である東京都ほどではないにしても、神奈川県も女子中学が多いエリアです。
歴史的に女性の学力向上・地位向上を目指し、女子教育の普及を目的として設置された学校が多いからでしょう。
神奈川県の女子御三家と呼ばれている学校は以下の通りです。
「神奈川の女子御三家」としていますが、「横浜の女子御三家」と呼ばれることもあります。
各校とも高校からの外部募集を行っていない、完全中高一貫校です。
それぞれ、毎年多くの東大合格者を輩出しています。
それでも、男子ほど東大合格を最重要視しているわけではありません。
女子の場合は校風や制服などが選択肢の一つとして考えられる場合も多いです。
フェリス女学院中学校
フェリス女学院中学校は、お嬢様学校としてのイメージを持つ人も多く大変人気のある学校です。
しかし、人気があるだけではありません。
東大を始めとする難関大学の合格者も多く出ており進学校としての知名度もあります。
フェリス女学院は、キリスト教を柱とした教育を行っています。
教育理念でもある「For Others」とは「他者のために」という意味です。
授業では、実験・観察・研究レポート・小論文・プレゼンテーション・ディスカッションを多く取り入れています。
系列大学への内部推薦制度もありますが、多くの生徒が難関大学への進学を希望し、外部受験をしているのも特徴です。
横浜雙葉中学校
横浜雙葉中学高等学校は1900年に開校し、長い歴史を持つカトリック系の女子中学校です。
カトリックの価値観に基づいて教育活動を行っています。
しかし、信仰を強制することはなく、学校生活全体を通して心の教育を行っています。
中高6年間を以下のように3つのブロックに分けているのが特徴です。
- 中1・2年で豊かな土壌を育てる
- 中3・高1で可能性を育む
- 高2・3で確かな個性を結実させる
オリジナルの学習手帳を利用し学習習慣を身につけることに力を注いでいるのも特徴です。
これらの教育方針のもと、毎年、東大をはじめとする難関大学への合格者を出しています。
横浜共立学園中学校
横浜共立学園中学校は、1871年に米国婦人一致外国伝道協会から派遣された女性宣教師によって設立された学校です。
キリスト教系(プロテスタント系)の教育を行っています。
一人一人が神に愛されていることを受けとめ、豊かな人間性を備え、隣人に仕え、世界の平和のために貢献する女性の育成を目指しています。
横浜共立学園中学校も女子受験生から人気があり、女子御三家の中では唯一複数回入試となっているため他校と併願する人もいます。
フェリス女学院や横浜雙葉中学校などと同様に、毎年、東大の他にも難関大学への合格者も多数出しています。
神奈川県女子中学入試偏差値ランキング1~10位
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