神奈川県内で帰国子女枠を持つ主要中学校の入試に向けた最新偏差値状況をランキング形式で見てみましょう。
ノビママの偏差値ランキングは、各中学校の偏差値をノビママ編集部で独自に調査し作成したランキングです。
なお、偏差値は模試の結果で入試の難易度を予想するものであり、教育内容の優劣や社会的な位置づけを表すものではございません。
神奈川で帰国子女枠がある人気中学
帰国子女枠とは帰国生が日本の学校に進学するために設けられた受験枠です。
神奈川県で帰国子女枠がある人気の中学は以下の3校です。
それぞれの学校について詳しく説明します。
慶應義塾湘南藤沢中等部(SFC)
慶應義塾湘南藤沢中等部は、帰国生募集人が30人で生徒全体の約2割と多いのが特徴です。
各学年にネイティブの先生が揃っているのも人気の理由です。
帰国後のナイーブな悩みも言語の壁なく相談しやすい環境が整っています。
入試では、一般生入試と同じで以下のどちらかを選択して受験します。
- 国語・社会・理科・算数の4科目による受験
- 国語・英語・算数の3科目による受験
長く海外生活をしていたお子さんにとっては、日本語での算数や国語の問題はハードルが高いと感じる子も多いようです。
しかし、一般生入試と同じ水準を求められるため、合格するにはリスニングやリーディング、ライティングといった英語全般の高い英語力が必要です。
聖光学院中学校
聖光学院中学校は、レベルが高いことで知られている男子校です。
近年の進学校への実績は高く、大学現役合格率も非常に高くなっています。
入試では以下のどちらかで受験します。
- 英語・算数(現地校やインター校出身者向け)
- 国語・算数(日本人学校出身者向け」
聖光学院中学校では、帰国子女枠の受験で面接を設けていません。
筆記試験のみで、一般入試と同じレベルの試験に挑まなければいけないため、合格するには高偏差値が必要になります。
逗子開成中学校
逗子開成中学校は男子校で、大学進学を目指す中高一貫のカリキュラムを編成しています。
海洋教育にも力を入れており、海の近くで学べることが人気になっている理由の一つです。
入試では、以下のどちらかを選択して受験します。
- 国語・算数
- 英語・算数
国語か英語で迷うなら、英語を選択するのがおすすめです。
なぜなら、国語は読むことは問題なくできても設問でミスをするお子さんが多いからです。
しかし、英語も試験問題は英文法の出題が多い傾向にあり、合格するには英語のリスニングだけでなく、日本語の運用能力も必要になります。
帰国子女は増えている?
外務省の「海外在留邦人数調査統計」データによると海外に在留する邦人のうち、小学生・中学生世代の邦人数は上記グラフのように年々増加しています。
帰国子女枠の中学受験に考慮される条件は以下の通りです。
- 出身校の種類
- 帰国後の年数
- 海外での滞在年数
出身校の種類によって受験資格の規定を設けている学校があります。
また「帰国後、海外滞在の年数が◯年以上」といった条件が必要となる学校もあります。
特に「帰国後年数が2〜3年以上」「海外滞在期間が1〜2年」を条件としている学校が多い傾向のようです。
不安な方は、一度志望校へ直接問い合わせてみると良いでしょう。
主に私立で行われていると思われている方が多いかもしれませんが、神奈川県では公立でも募集しています。(参照:神奈川県の公立で海外帰国生徒特別募集を行っている学校一覧)
神奈川で帰国子女枠を持つ中学入試偏差値ランキング1~10位
各行をクリックすると、各学校の詳細情報ページにジャンプします。