お悩み解決

受験生の5大不安・悩み原因ケアは?親ができるメンタルケア方法

周りの子に比べて自分はできてない
本番に実力を発揮できなかったらどうしよう

不安の原因はそれぞれですが、受験生のほとんどが何かしらの不安を抱えています。
お子さんが不安で悩んでいたら、親としてどのようにサポートしたら良いでしょうか。
もし親が対処方法を間違えてしまうと、負の心配スパイラルに陥り余計に勉強に集中できなくなってしまうかもしれません。
この記事では、多くの受験生が抱える5つの不安・悩みの原因を探ります。

さらに、受験生の親がお子さんのためにできる8つのメンタルケア方法についても解説します。

受験生が不安になる5個の原因


まずは、お子さんが不安を感じている原因を探ってみましょう。

不安の原因が分かると、どう対処したらよいかが見えてきます。

受験生が不安になる原因には次の点が考えられます。

  1. 思うように勉強できない
  2. 模試の成績が良くない
  3. 入試についての情報がない
  4. 周りと比較する
  5. 将来のビジョンが見えない

では、ひとつずつ見ていきましょう。

思うように勉強できない

新型コロナの流行が始まって以来、思うように学校や塾での勉強が進まないことに焦りを感じるかもしれません。
自分で計画を立てて頑張っているものの、計画通りに進まず不安になることもあります。
頑張っていればいるほど自分の課題が見えてきて、このままで間に合うのだろうかと不安になることもあるでしょう。
このような日々の小さな焦りが積み重なると、メンタルに影響して勉強に集中できなくなってしまいます。

まずは、感じているストレスについてお子さんが話しやすい雰囲気を作りましょう。

模試の結果が良くない

模試や定期テストは、その時点での実力を評価するのに役立ちます。
でも、勉強の努力が全て模試の結果で出るわけではありません。
成績が伸びる時期や伸びる程度は、人によって違うからです。
自分自身はステップアップしていても、周りの状況によっては外から見える数字に表れないこともあります。
結果がすぐに表れないことで不安を募らせてしまうなら、勉強のモチベーションを保つのが難しくなってしまうでしょう。

模試は弱点を発見して克服するチャンスだと気持ちを切り替えてあげましょう。
模試を受ける本当の意味、模試結果の受け止め方について以下の記事で説明しています。
模試の結果が悪かった子を支える-志望校判定の正しい受け止め方
志望校判定の結果や友達の模試の結果を聞いて悩むという人もいるのではないでしょうか?多くの方が模試の正しい目的をはき違えて一喜一憂して時間を無駄にしているようです。模試結果の正しい受け止め方、正しい志望校判定や偏差値の判断基準について見ていきます。

入試についての情報がない

入試の日程や内容など、はっきりとした情報がないことが不安の原因になることもあります。
コロナの影響や天候などで不測の事態が生じた場合、どうしたらよいのか分からなくて不安になることもあるでしょう。
そのような場合、受験本番にピークを合わせるのを難しく感じストレスになるかもしれません。
まずは、不明点・知りたい点を箇条書きで書き出すように、お子さんに勧めてみましょう。

不明点をテキスト化することで、頭の中を整理できます。

周りと比較する

他の受験生や周りの友だちが頑張っている様子を見て、焦りを感じる場合もあります。
他の人たちは成績を上げているのに、自分だけ結果が出ていないと比較してしまうかもしれません。
他の人の勉強方法を見て、自分の勉強方法やペースが不安になることもあります。
みんな自信満々に見えると、自分はダメだと委縮する気持ちが大きくなってしまうかもしれません。

周りと比較するのではなく、以前のお子さんと比べてレベルアップしたことをほめてあげましょう。

気づいていなくても、子どもには比較に聞こえてしまうNGフレーズについては以下の記事で特集しています。

中学受験生に言ってはいけない言葉ランキングと言い換えアドバイス
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将来のビジョンが見えない

合格できたとしても、その先の生活に不安を感じる場合もあります。
勉強についていけるだろうか、楽しく新しい学校に通えるだろうか、友達はできるだろうかなどです。
もっと先のことも考えて、なりたい職業につけるか、やりたいことが見つかるのか不安になることもあるでしょう。
ささいなことで悩んでいるように思えるかもしれませんが、簡単に片付けてしまわないようにしましょう。

不安に感じているお子さんの気持ちを受け止めてあげてください。

受験生の不安解消で親ができる9つのこと

受験生の子どもの不安を、親が全て解消してあげるのは不可能かもしれません。
それでも、親の支えは受験生の不安を小さくする大きな力になります。
具体的にできるメンタルケアの方法を以下に挙げます。

  1. 子どもが話しかけやすい雰囲気を作る
  2. 真剣に話を聞く
  3. 適度な休憩や睡眠をとれるよう助ける
  4. 第2志望校のいい点に注目する
  5. 子どもの不安や悩みを明確化する
  6. マイナスをプラスに転換する
  7. 数字にこだわり過ぎない
  8. 他の人と比較しない
  9. 学習応援サプリを活用する
多くの親御さんが役立ったと感じている方法を見ていきましょう。

子どもが話しかけやすい雰囲気を作る

不安な気持ちは吐き出すだけでも、気持ちがだいぶ楽になることがあります。
でも、十代の子どもにとって自分の気持ちを表現するのは難しいものです。
無理やり話させようとすると、かえって口を閉ざしてしまうことになるかもしれません。
多くの親御さんは、何かの作業を一緒に行っている時のような気軽な雰囲気のほうが色々話してくれると感じています。
感じているストレスについて話すように優しく促し、お子さんが話しやすい雰囲気を作りましょう。

尋問されているとお子さんが感じてしまわないように、質問の仕方にも気を配ってみましょう。

真剣に話を聞く

お子さんが不安な気持ちを話し始めたら、話をさえぎらずによく聞くことも大切です。
せっかく話したのに真剣に聞いてもらえないと、子どもはまた心を閉ざしてしまうかもしれません。
誰に頼ったらいいか分からなくなり、不安が募ってしまいます。

「そんな小さなことで悩まなくても」と、簡単に片付けてしまわないようにしましょう。

辛いと感じているお子さんの気持ちを、しっかり受け止めてあげてください。
不安を解消するために調整が必要な場合も、親が一方的に決めてしまわないほうが良いでしょう。
幾つかの解決策を提案したら、お子さんが自分に良い方法をじっくり考えさせましょう。
そうしてあげれば、子どもに自信をつけさせることができます。
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適度な休憩や睡眠をとれるよう助ける

お子さんが休息や睡眠をしっかりとれているか、気を配ってあげましょう。
十分な休息や睡眠をとるだけで、不安な気持ちを解消できる場合もあります。
睡眠が十分でないと、思考力が鈍ってしまいストレスを跳ね返せなくなってしまうからです。
本人が不安な気持ちを自覚していなくても、頭痛や胃痛など身体的な不調に現れる場合もあります。
勉強に集中するあまり、食事を面倒に感じる受験生もいます。
でも、しっかりと栄養補給しないと、体だけでなくメンタルも崩してしまうかもしれません。
栄養補給もしっかりできるように助けてあげましょう。

最近は、気軽に栄養を摂取できるサプリメントがたくさんあるので、上手に活用する親御さんも増えています。

食事だけで補えない栄養は、サプリメントを活用して補給するのも良い方法です。

第2志望校のいい点に注目する

受験が完全にはうまくいかなかったときのプランをしっかり考えておくなら不安軽減に役立ちます。
不合格になったときのことは、あまり考えたくないものです。
それでも、第2志望の学校を選ぶ時に、実際に通うことになっても良さそうな学校を選ぶように手助けしてあげましょう。
家から通いやすいとか、楽しそうなクラブがあるとか、仲の良い友達が行くからなど、その学校ならではの良いポイントに注目することもできます。
第1志望校ほどではないとしても気に入った学校を選んでおけば、もし失敗しても大丈夫という安心感になります。

安心すれば、第1志望校の受験準備に集中できていい結果が出るものです。

万一受験に合格できなかった際の慰めで気をつけるべきポイントについて以下の記事で説明しています。
受験に落ちた子にかける言葉は?親のNG「励まし」フレーズは?
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子どもの不安や悩みを明確化する

不安や悩みを書き出すように、お子さんに勧めてみましょう。
不安なことをグルグル考えていると、次々に不安がふくらんでしまうことがあります。
そうなると、何が不安なのか分からなくなり、冷静に対処できなくなってしまうものです。

気持ちを文字にしてみることで、モヤモヤとしていた不安を明確にし、頭の中を整理できます。

何が不安なのかが分かると、それだけで気持ちが楽になるかもしれません。
不安の原因が見つかり、どう対処したら良いかも見えてくるでしょう。

マイナスをプラスに転換する

模試や定期テストで自分の弱点が分かったなら、むしろ弱点を克服するチャンスだと捉えられるでしょう。
苦手な分野や失敗には、目をつむりたくなるものです。
でも、「失敗は成功の母」という言葉があるように、マイナスをプラスに転換できたらステップアップできます。

一度間違えたら、次は同じ失敗を繰り返さなくて済むと考えることもできます。

それでも不安になる時は、不安になるほど一生懸命取り組んでいる証拠だと褒めてあげることもできるでしょう。
そのように、マイナスをプラスに転換できる力は、大人になってもきっと役立ちます。

数字にこだわり過ぎない

模試の結果、偏差値や判定だけに注目してしまうと、お子さん自身の成長を実感することができないかもしれません。
模試の結果で不安を感じる場合は、着眼点を変えてみましょう。
偏差値や判定は他の人と比べた評価に過ぎません。

また、テストを受けた「過去」の一時点の数字に過ぎません。

前回の自分と比べてどれだけレベルアップできたかに注目しましょう。
そうすれば、頑張った成果を実感でき、自信につながります。

他の人と比較しない

勉強方法や受験攻略方法も他の人と比較するのではなく、自分に本当に必要かを見極めることが大切です。
不安解消法もそうですが、他の人に良かったことが必ずしも自分の子どもにも良いとは限りません。
今はネットで検索すれば、すぐに色々な情報を得ることができます。
でも気をつけていないと情報に振り回され、かえって不安を募らせてしまうこともあるでしょう。

周りの人から勧められる方法も、時には切り捨てる方が良い時もあるでしょう。

ハーブや薬草などが入った学習応援サプリを活用する

長丁場の受験勉強期間に精神を安定し集中力を保つために、多くの家庭では子ども向きのハーブを活用しています。
ハーブティやサプリを使えば、子どもが自分で摂取できお手軽です。
アーユルヴェーダでも使われるバコパモニエラから抽出されたバコパサポニンなどは最近人気で、以下のような効果が報告されています。

  • 集中力の向上
  • 記憶力の向上
  • 学習能力の向上
  • 精神を落ち着かせる
バコパモニエラの効果についての論文、及び受験生の効果的な摂取方法については以下の記事で詳しく説明しています。
バコパモニエラ(オトメアゼナ)とは?受験生のストレス解消・記憶力向上におすすめする理由
受験生特有の落ちつきのなさや不安・集中力のなさは、親であれば良く分かるのではないでしょうか?受験生のストレスを和らげる効果で人気のバコパモニエラというハーブがあります。バコパモニエラとはどんなハーブで、どんな効果を期待できるか説明します。

まとめ

受験生の多くは、何かしらの不安と闘っています。
でも、不安になるのは自分だけではないと分かるだけでも、気持ちが少し楽になるかもしれません。
それでも、不安な気持ちを放っておくと、どんどん膨らんでしまうものです。
不安を小さくする考え方で役立ちそうなものを、試してみるように提案してみることもできるでしょう。
受験生にとって、不安な時に身近で寄り添ってくれる親の存在は、とても貴重です。

親の皆さんのメンタル面でのサポートは、お子さんの大きな力になるでしょう。

さらに、親の側もストレスを溜めないのが、子どもの受験を成功させる必須条件です。
家に受験生がいる環境で親がストレスを溜め込まずに解消する方法を、以下の記事で詳しく説明しています。

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